「人のマップでは役に立たない」は真実だが

はてブもにぎわっているようだが、小寺信良氏の見方は興味深い。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0604/17/news012_3.html
ただ、いくつか引っかかった点があるので、メモ。

筆者の周りには、娘や姪など年端もいかぬ世代がいるわけだが、彼ら彼女らは新しいデバイス、例えば携帯でもiPodでもいいが、まずマニュアルなど見ない。とりあえずデタラメにいろいろ使ってみて、行き詰まったら誰か詳しい人に聞く、というスタイルでこれまで生きてきた。

もちろん、そういう若者たちが多いのはわかるが、逆に「ヘルプ嫁」とか言う人たちがたくさんいる場所には、マニュアルやヘルプを熟読する若者たちがいるような気がする。

結局、辞書などで調べさせることの意義とは、その調べる過程で得られる付加的な知識も「コミ」なのである。だがその過程を重視しないピンポイント一本釣り的なキーワード検索は、回答への到達としては効率がいいが、幅広い知識を得させようとすれば、数限りない疑問点を提示してやらなければならなくなる。

研究なんぞに首を突っ込んでいたら、よく体験する。いろんなものを調べて、その結果、同じ情報しか得られなかったとしても、それでいい。とにかく、調べるというステップが必要なのである。

…細かいところに突っ込んでも仕方ないような気がしてきた。orz

小寺氏の言いたいことは、自分なりの「マップ」を作れ、という一言で終わり?