中国に厳重に抗議したい

 上海の日本総領事館員が自殺した件だが、どうやら中国はウィーン条約に違反するようなこそくな手段を用いて、領事館員を恐喝していたらしい。
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_03/t2006033101.html

ウィーン条約では「(受け入れ国は)領事官の身体や自由、尊厳に対する侵害防止のため、すべての適当な措置」を取るとしているが、遺書や証拠といえる文書を読む限り、中国は国際条約を無視し、館員を卑劣な罠にはめ、外交機密を提供するよう恫喝したことは明白だろう。

 問題が発覚した昨年12月以降、中国政府は「館員は職務の重圧のため自殺した」「日本側の報道は根拠がなく、事実とは合致しない」「中国のイメージを著しく傷つけた日本側の行為に強烈な憤りを感じる」などと強弁してきた。

 だが、今回の遺書で、中国は国家ぐるみでウソをつき通していたことが明らかになったといえる。

 ひとりの日本人が中国という国家によって恐喝され、自殺に追い込まれたのである。私は、この事件を忘れないようにしたい。